Ten×Ren

Novels

ノッキンキャット、セーブザドッグ

夏。 太陽が肌を焼き、流れる汗が肌に纏わりつき、エアコンで体の芯まで冷える季節。「とっとと秋になれよ……」 地球に優しく人間に厳しい虎部屋のエアコンに口角を下げる。添は手に取ったリモコンで一気に八度ほど下げ、最上段の寝床にまた転がり込んだ。...
Novels

潮風と砂浜

「練牙さん」 添はぽん、と手に持っていたビーチボールを打ち上げる。潮風で軌道の変わったボールに練牙は何とか追いつき、打ち返す。「わ、……なんっ、だ?」「今日の晩ごはん何にします?」 風に押されたボールにこともなげに追いつき、軽やかにボールを...
Novels

添練ワンドロアーカイブ

添練ワンドロアーカイブですお好みのお題をお選びくださいお題:『フルーツ』お題:『傷』お題:『世話』お題:『サインお題:『お土産』お題:『汗』『悪戯』お題:『雨』『賭け』『恋人の日(6/12)』お題:『交換』『指輪』お題:『髪』『風呂(露天風...
draft

ラブホと首輪とオレたち 2

膝に乗せ、サラサラの綺麗な髪に口元を埋めながらきめ細かい素肌に指を滑らせ撫でると練牙はくすぐったそうに身を捩らせる。「う、うぅ……」「こーら、暴れない」いつもより穏やかな、どこか甘ったるさを感じる添の声に練牙は息を飲み、固くしていた身体を緩...
draft

ラブホと首輪とオレたち

ラブホと首輪とオレたちある日のこと。「なっ、なあ、添。今ならまだ間に合うし」「いやでーす」困り顔の練牙の提案を最後まで聞くことなく添は断った。「まだ途中だったろ!」「どうせ『普通にしよう』みたいなことでしょ。いやです」「どうせって言うな!…...
Novels

誤差の範囲

誤差の範囲 ある日のHAMA。「ShaRonさーん、待ってくださいよー」「ま、待たねえっ!」 ヒーローが、ヒーローを追いかけていた。「いつもみたいにちょっとお話してお茶しません? ってお誘いしただけじゃないですか。なんで逃げるんです? 寂し...
draft

雲より高くまだとおく

突き抜けるような蒼天が眩しいある日、オレは無職になった。 いや、この表現は不適当で、不正確だ。 正確に言うなら、怒れる四区のチャイナマフィアと元暴走族のヘッドに踏み込まれ崩壊寸前だったオレのクソシゴト先であるところの二曲輪が、何故か突然暴走...
Novels

保護中: 息の仕方

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード:
draft

息の仕方3

添と久しぶりに飲みに来れて、オレはいつもよりふわふわしていた。天にも昇る思い、ってこんなのかな。天になんて行ったことないけど、多分そう。 添もなんだか楽しそうだ。おもてなしの時もそうだけど、目の前の人が喜んで、笑ってくれてるとこっちもあった...
draft

息の仕方2

この腰掛けには、多分だけどヒトじゃない奴、人間でも結構ワケありなやつが割といる。ただ、ここはとにかくクセ強めの奴が多いから、それこそサラダボウルのように皆が入り交じっていい感じに混ざっている。潜り込む側としてはとてもいいことだ。 しかも、誰...