2026-01

Novels

保護中: コンフリクト

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード:
Novels

チューニング 1

ハニートラップは何故よく効くのか。何故引っかかってしまうのか。 引っ掛ける側の腕があるというのは勿論だけど、これは結構簡単な話。 ーーー人間ってやつは、自分にやさしく好意を持って接してくる存在をそうそう無下にはできないから。 それに尽きる。...
Novels

浮生若夢

「お疲れ様でーす」つまみを手にした叢雲の声に軽く手を上げる。「見事な満月ですね〜。晴れて良かった良かった」「ああ、月見酒には丁度いい」「ですね〜。……って空じゃないですか。」隣に腰掛けた叢雲が手元を覗き込むと、そのまま徳利を取る。「はい、ど...
Novels

煙草呑みの徒然事

大前提として、煙草は身体に悪い。中毒性のある草の燃えた煙を吸ってるって事実は何も変わらない。 じゃあ何故そんなもんを嗜好しているのか、とよく問われるけど、理由なんて特にない、が正確なところ。 口直しだとか、寒空の下で吸う煙草が効くとか、むし...
Lie×Ren

積み上げたもの

「着きました」曹潤に礼を言い、車から下りると見覚えしかない馬鹿の顔が目の前にあった。確か化粧品かなにかのアンバサダーに就いたと言っていたか。その巨大広告を暫し見る。名の知れた企業の広告塔になる程度にあの馬鹿はモデルとして頭角を伸ばしている。...
Novels

夜の雲間

月も隠れる曇天の下、人間だったものをビルの隙間に蹴り落とす。今日のシゴト終了。いつものように端末を踏みつけて壊して同じく蹴り飛ばす。どちらの残骸も二曲輪の『掃除係』が始末してくれる手筈になっている。さて帰ろうとふと目を上げれば、見覚えのある...
Novels

雨は夜更け過ぎに雪へと

変わってんじゃねえ、〇すぞ。そんな物騒な気持ちになりながら、今日もオシゴト。えらいなー、オレ。「あ〜、冷た…」手袋を嵌めた手を擦り合わせはあ、とため息混じりの息を吐く。雨から霙に、そして雪へとシームレスに変わった夜空の下で息は真っ白。防寒用...